モンゴル通信1

〜ウランバートルからの風〜 初秋のメールから

いささか旧くなった話で恐縮ですが、この写真が最もモンゴル的で皆さんの興味をそそるだろうと考え、送りました。

モンゴルに到着した翌8月29日から9月1日まで3泊4日の日程で、ウランバートルの西約80キロにあるアルタンボラク平原に行って来ました。
泊まったのは観光用のゲルでしたが、充分にモンゴル気分を味わった感じで、山羊の丸焼きを食べ、羊の解体も見学しました。
2日目と3日目には乗馬の訓練を受け、1日目には8キロ先、2日目には6キロ先にあるゲルを訪問し、馬乳酒をご馳走になりました。
確か司馬遼の本にあったほどの馳走攻めではなかったものの、蠅のたかったクッキーと馬乳酒とで充分に満足し、飲めなかった分はインストラクターの学生くんに回した次第です。

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左から二人目が片田さん
中央アジアの平原の風がこちらにも届いてきそうです

お陰で、モンゴルに到着以来、おなかをこわすこともなく、至極元気に暮らしています。
さて、2日目の乗馬では、早駆けと丘の上がり降りをやりました。
この歳でよくも落馬せずに、無事帰れたものと我ながら感心していますが、早駆けのときは鐙に靴が入りすぎる(入りすぎると落馬したとき危険)のではないかという恐怖でいっぱいでした。
坂は下るときのほうが怖いものです。
おまけに、坂をくだったすぐあとの平地がお墓で、そのお墓の1割程度が風葬でした。
こわいもの見たさに、その夕方ミイラ化した遺体と骸骨数体を同僚4人で見に行きましたが、その夜中にふと目が覚めたとき、背筋のほうが何となく涼しかったようです。

なお、一緒に写っているのは女子学生で、男性は同僚の日本語の先生。
丁度、カメラのメモリがここで終わり、男子学生数人はカメラに収まりませんでした。

追記:長くなりそうなのでこれくらいにしておきます。

学校のパソコン(特に日本語OSのもの)は、授業が終ると学生たちにいち早く占領され、なかなか使えません。
今日は、仲良しで美人の図書室の先生にたのんで図書室から入力しています。